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相次ぐ「小売」業のリフォーム市場参入
リフォーム業界のトレンドの1つに「異業種参入」がある。ここ数年間、住宅事業を主としない異分野の企業の参入が増えてきており、メイン事業者であるリフォーム専門会社や工務店の脅威になってきている。
リフォーム売上ランキング(2018年度ベース)
拠点網は日本一
ハウスメーカー超え
中でも今勢いづいているのが家電量販店勢だ。最もリフォーム売上高が大きいのはエディオン(大阪府大阪市)で、2018年度は482億円も稼ぎ出している。この規模がどれだけ大きいか、本紙が毎年調査している「住宅リフォーム売上ランキング」という表を参照していただきたい。エディオンは大手ハウスメーカーなどと並び、全国で9番目にリフォーム売り上げが大きい。今回の調査では、三井不動産グループを追い抜くという快挙を達成し、じわじわと大手住宅会社を脅かす存在になりつつある。
なぜこれだけの売り上げを上げられるのかというと、2つの強みがあるためだ。1つは304店舗という、全国1位のリフォーム窓口を持つ点。ちなみに2位はミサワホームグループで175店舗。エディオンは実は国内最大のリフォーム拠点を持つ会社なのだ。これは小売業の強みだろう。
エディオンの2つ目の強みが工事費込みのわかりやすい価格表記をした住宅・設備建材の展示だ。主たる店舗には、最新のキッチン、バス、トイレ、コンロなど水まわり商品、オール電化商品がずらりと並べられる。メーカーショールームに比べて圧倒的に敷居の低い売り場作りと、工事費用が表示されている明朗会計は消費者の信用を得やすい。
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