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Vol. 22
マチモリ不動産(静岡県熱海市)は、空き家・空きビルのリノベ、不動産仲介、ビル管理を行っている。熱海の中心市街地を1つの「大きな家」に見立てて、風呂(温泉)・ワークスペースなどを街中に複数持ち、好きな時に使う「街ごと居住」を掲げ、一棟の資産価値だけでなくエリアでの価値向上を目指す。
管理・仲介・リノベまで提案
大家を説得
築100年の一棟貸しの古民家「Atami terrace villa」
同社は空き家・空きビルの管理、不動産仲介、リノベを一気通貫して行うことで、オーナーと居住者の課題を解決する。
活動している熱海市の中心市街地では、リゾートなど宿泊業の売上は増加傾向にある。しかしそこで働く人の住居が足りないという問題が、宿泊施設での採用のボトルネックになっていた。空き家は多いのに、住む場所が不足していたのだ。高級リゾートマンションか風呂なしアパートという、極端な選択肢しかないときもあった。
空き家は増え続けているのに住居が不足している要因として、三好明社長は「全国共通で、大家さんがお金に困っていないのと、特に空きビルはビル管理の知識と建築関連法の知識の両方が必要になる」ことを指摘する。

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