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Vol.17
2001年よりポーターズペイントの日本総代理店を務める、不動産・建築業のNENGO(神奈川県川崎市)が、塗料の多様さを体感してもらうために、2024年7月に新たにつくったのが約200平米のショールームだ。
NENGO
PORTER'S PAINTS SHOWROOM
(神奈川県川崎市)
塗料の複雑さ・多様さを体感
プロの来店10倍、売上過去最高に
この地で生まれた、岡本太郎を想起させる赤を入口壁に塗ったラボ。この赤も鮮やかだが目に痛くはない
大判サンプルが多数見られる
塗料をブロッキングして塗り分けた壁
壁天井の色が、面ごとに違って見える茶室
色が主張せずに空間の背景に馴染んで調和することを目指す、ポーターズペイントの塗料。一般的な塗料は赤・青・黄・黒・白の5色を使用するのに対し、ポーターズペイントは16種類もの顔料を用いる。なかでも、茶系統の顔料が6種類もあり、多数の顔料を混ぜることで色に深みを加えている。
例えば、ショールームの茶室の壁天井は同じグリーンが塗られているが、光の当たり方によって面ごとに違う色のように見える。「たくさんの色を混ぜているので、当たる光の温度や角度によって反射される色が違うのです」とブランド統括マネージャーの山口円氏は話す。
ポーターズペイントこだわりの塗料を体感してもらうために、以前のショールームより大幅に拡大させてつくったのが、この全室塗装仕上げの約200平米のショールームだ。特にターゲットに据えたのが建築家などのプロで、月の来店数は50名程度と以前に比べて10倍だ。

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