《DECOONメンバーに聞く インテリアトレンド vol.4》bp international tokyo、意匠性だけでインテリアは売れない
DECOONメンバーに聞く インテリアトレンド vol.4
リフォーム事業で価格競争に陥らず、差別化を図るためにインテリア提案は有効だ。本連載では、Facebookの公開グループから派生したイベント・インテリア合同展示会「DECOON」のメンバーに最新トレンドを紹介してもらう。世界のインテリアトレンドをおさえて、施主の心をつかむ付加価値にしてほしい。
水だけで汚れが落ちる生地が人気
「ヨーロッパの会社が今何に力を入れているかというと機能性です。色や柄だけでは太刀打ちできず、機能性がないとうまくいかなくなっています」と語るのは、bp international tokyo(東京都目黒区)の林田典子社長だ。同社はインテリアファブリックの輸入販売を行っている。
太陽光にあたっても日に焼けづらく、汚れにくい
同社が扱う中でも機能性に優れたブランドを2つ紹介してもらった。1つは、スペインの「agora(アゴラ)」。トラックの幌やパラソルなどアウトドア用の素材をメインでやっていた会社が、意匠性に重点を置いてインドアでも使える生地としてつくったコレクションだ。アウトドア商品のイメージをくつがえす柔らかな触り心地。
「ここの特徴は糸。アクリルの原料染めです」と林田社長。原料自体で糸をつくっているため中まで色が入っている。太陽光にあたっても日に焼けることがない。窓際に置くソファにも安心して使用できる。また、防汚・防カビ加工がされており、撥水性も高い。汚れづらいため、子供がいる家庭でも、パーティーをするときでも便利な生地だ。
「インテリアと変わらないタッチや表情を出しているのが人気の理由です。インテリアが外に向かっていて、おもしろいマーケットができている。業界が変わってきています」
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