本紙編集部では建材や設備の販売を手掛ける流通会社を売上高順にランキング化した。卸、問屋、販売店といった業種が対象。トップは昨年と変わらず住友林業。2位はJKホールディングスとなった。
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《目次》
1) 国内最大手は住友林業
2) 2位~5位企業の動向は?
3)6位~10位企業、会計処理が問題となったすてきナイスグループの結果は?
4)【有料会員限定公開】11位~20位企業一覧、OCHIホールディングスは4期連続増収
5)【有料会員限定公開】21位~110位企業一覧
6)【有料会員限定公開】111位~200位企業一覧
7)【有料会員限定公開】 201位~270位企業一覧
8)【有料会員限定公開】建材・設備流通市場を取り巻く状況①新築着工数減少
9)【有料会員限定公開】建材・設備流通市場を取り巻く状況②中古流通に注目
10)【有料会員限定公開】建材・設備流通市場を取り巻く状況③職人不足が課題に
11)【有料会員限定公開】建材・設備流通市場を取り巻く状況④蓄電池の提案を
12)【有料会員限定公開】建材・設備流通市場を取り巻く状況⑤オリジナル商品の開発
13)【有料会員限定公開】建材・設備流通市場を取り巻く状況⑥流通会社がリフォーム会社に
1) 国内最大手は住友林業
国内最大手は住友林業で4870億円。木材の生産から流通までの一貫体制が強み。だが、国内新築市場は先行き不透明な中で、収益源の多様化が課題。非住宅向け資材などに注力。また、ICT活用による物流の合理化や、材工を含めたコストダウン提案を進めている。
2) 2位~5位企業の動向は?
2位はJKホールディングスで3589億円。全国に100カ所を超える拠点を持ち、2000社を超えるメーカー商品を、1万社超の販売店に卸している。また、PBブランドの「Bulls」も強化しており、年間売上は約126億円ある。さらに、販売だけでなく工事も強化。全国360社超の水まわり施工ネットワークを整備しており、材工提案を伸ばしつつある。会社全体では2021年度に3750億円を計画する。
3位はSMB建材で3387億円。2017年1月に三井住商建材と丸紅建材が事業統合。新たな取り組みとして今年1月にはインドネシアの木質繊維板の製造・販売を手掛ける企業に出資するなどし、日本への供給強化や、インドネシア、アセアン諸国などでの販売もしていく考え。
4位は伊藤忠建材で3301億円。取引会社数は3000社を超える。独自な取り組みとして、「地球樹(ちきゅうぎ)」というブランドを立ち上げ、環境負荷の低い商品の共同開発に力を入れている。エコ商材比率を高めていく方針。
5位は渡辺パイプ。管材、住設、建材、電材をワンストップで取り扱う。全国520拠点超という圧倒的な事業所を持つことで、タイムリーな物流を実現している。
3) 6位~10位企業、会計処理が問題となったすてきナイスグループの結果は?
また、不適切な会計処理が問題となった6位のすてきナイスグループだが、訂正された決算では2019年3月期の売上高は2441億円。今期からは高性能な断熱窓を1時間で取り付ける材工のサービスを始めるなど、リフォーム領域を強化している。
4) 11位~20位企業一覧
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