《テクノロジーが変える建設業界の未来 vol.9》オレンジ平田タイル、現場管理アプリで施工力強化 社員の資格取得も積極的に
1398号 (2020/02/24発行) 23面
『お客様が満足する品質にこだわる会社になる』
オレンジ平田タイル(大阪府大阪市)は、平田タイルにあった工事に携わる3部署を2年前に移管し、特化した専門会社とすることでさまざまなニーズに対応していこうと立ち上がった子会社だ。建材流通が現場を支えることで切り開かれる建築業界の未来について、荒井哲也取締役に話を聞いた。
経営ビジョンは「お客様が満足する品質にこだわる会社になる」。伝達スピードが向上したことで、現場でのミスも減り顧客満足度アップにつながっている
他建材流通に先駆け、施工ニーズに対応
平田タイルでは、他の流通に先駆けて15年前から住宅設備の施工付き販売をスタート。施工スピードを高めることで、顧客である施工店の高まるニーズに応えていこうとしたのがはじまりだ。やがて、明確に需要が顕在化する時代が来る前で、同社としては、先行投資で取り組んだ部分もあった。今では、他社も追随し、施工付き販売で注文を請ける建材流通会社も増える中、差別化の一番のポイントは、施工管理者を社員で抱えている点だ。
平田タイルの工事に特化した専門子会社オレンジ平田タイルでは、工事営業部のある吹田営業所に19人。京都営業所に2人、神戸営業所に2人の施工管理者を置いている。職人任せにせずに社員が施工管理を行うことで、平田タイルの住宅設備機器とタイル販売の営業担当と、顧客である工務店との懸け橋となる役割を担っている。

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