29種類のフローリングを遠隔で見学
フローリングの通販事業を営み、年商10億円のナカムラ・コーポレーション(兵庫県芦屋市)は、全国4カ所ある店舗をテレビ電話機能を使ってリモートで案内するサービスを始めた。スタッフが利用者とオンラインで繋がっているipadを通じて床材を映し、商品紹介をするというもの。店舗の広さは40坪。29の樹種の床材パネルが展示され、実際に手に触れて商品を比較できる。またそれぞれの樹種の特徴を説明したり、塗料とメンテナンスの案内をしてくれるコーナーもある。
渋谷ショールーム(写真)など全国4カ所のショールームで実施
コロナ感染を防ぐため、遠隔からでも店舗を見学できるようにオンラインサービスを開始。リモート案内でこだわった点は、利用者の映像酔いを防ぐこと。まず、店舗を遠隔で見学したいという問い合わせが届くと、同社のホームページに掲載されている樹種一覧を参考にしながら、どの樹種を使った床材を見てみたいかを利用者から電話やメールなどで聞き出しておく。あらかじめ案内する床材をいくつか決めて並べて準備しておくことで、案内時の画面移動を少なくする。「このサービスのリハーサルを事前に社員間で行なったところ、画面酔いを訴える社員が複数出たため、このような対策を始めたんです」(中村有司社長)

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