ARC style(静岡県富士市)で販売している「ユーロスタッコ」が注目されている。同商品はイタリア漆喰(スタッコ)で、同社では一昨年から輸入を開始。グループ会社の納得住宅工房(静岡県富士市)では全棟標準採用している。
イタリア漆喰「ユーロスタッコ」
同社は、静岡県の有力ビルダー納得住宅工房が長年培ってきた家づくりのノウハウを共有するVC本部が主事業。全国から工務店が集まるスケールメリットを生かし、納得住宅工房が扱っている高品質な材料を低価格で入手し、適正価格の住まいの提供を実現している。ユーロスタッコもそのうちの一商品だ。
漆喰自体は天然素材のため、調湿機能やCO2やホルムアルデヒドの吸収、防音・遮光性、メンテナンスのしやすさなど機能性に優れている。だが、同社では何よりもそのデザイン性の高さを評価している。
同商品は、星野貴久社長自身が20年来イタリアよりさまざまな建材や家具を紹介してきた中で見つけたもの。同社で材料以外に「技術」を輸入するのは初めてだったが、「技術的な懸念よりも、『カッコいい! 日本に広めたい!』という想いの方が数百倍強かった」(星野社長)という。
クロスやタイルでは表現しきれない風合いは、ワンランクアップした空間を演出し、顧客満足度も高められる。施工方法によって表面の質感も色も変えることができる。天然石のようにも人工物のようにも見え、それでいて、漆喰ならではのぬくもりが感じられる豊かな表情が魅力の商品だ。
同社では、玄関やダイニングの壁の一面など、アクセントウォールとしての活用を勧めている。
クロスやタイルでは表現しきれない風合いで空間を演出

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