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渡辺パイプのグループ売上高4500億円突破、15期連続最高益を更新

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渡辺パイプのグループ売上高4500億円突破、15期連続最高益を更新

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渡辺パイプ 売上高の推移

総合商社の渡辺パイプ(東京都千代田区)は6月、仕入取引先の集まりである関東千鳥会およびグリーン千鳥会合同定期総会を開催し、そのなかで2024年度の決算を発表した。グループ売上高は前期比109.4%の4552億300万円で15期連続の増収となった。経常利益は174億6500万円と過去最高益を更新した。

渡辺圭祐社長は「資材と機器商品の値上げ増と同社の配送力が評価された結果が2024年も売上に影響した」と語る。新規開拓は、過去最大数となる約1万4000件の口座開設を実現した。

事業別業績では、住建事業が継続して伸長。売上高は前年度比111.4%の1334億7800万円で、全体売り上げの3割弱を占める数字となっている。加えてライフライン事業は前年度比108%の2930億9900万円と好調に推移した。

今期は前年度比105.4%となる4794億400万円の売上高を計画する。実現に向けてヒト・モノ・デジタルの3点に注力する。ヒト部分は人材採用と育成強化。人材が集まり定着する企業を目指す。今期は258名の新卒採用を目指し、年収5%以上の昇給を継続する。モノ部分は配送力を強化。新たな配送拠点として神奈川に「新横浜物流センター」、大阪の阪神物流センターに「阪神ライフラインDP」「阪神調達物流」を開設した。また、災害発生時に協力メーカーと発電機や非常用トイレなどの備蓄品を支援する協定を締結している。デジタル部分は、登録者が1万4000社を突破した、元請けと施工店をマッチングするサービス「セディア・コネクト」の強化を進めるとともに、今後も同社のネットワーク力を生かした新サービスを展開する。

本年が同社の掲げるVISION2025の最終年度であり、渡辺社長は「人口減少の局面において、全国ネットワークを維持することが重要と考えております。そのため、店舗数も4月に20カ所以上のサービスセンターを開設し、690店舗となりました。今後も皆様に選ばれる企業を目指して事業運営を進めます」と話した。

渡辺パイプ 渡辺圭祐社長渡辺圭祐社長

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