「捨てさせないチラシ」をテーマに掲げ、住宅会社を中心にチラシ、ウェブ制作を行っているのがジールプランニング(大阪府大阪市)だ。
同社がチラシ制作をするうえで大切にしていることは、施主目線だ。どのような人に見てほしいか、どのような人から問い合わせがきてほしいかターゲットを明確にし、デザインを考える。
例えば、富裕層をターゲットにした場合は、トーンを落としたホテルライクなもの。ファミリー層をターゲットにしたイベント集客チラシは、世間で流行しているカラーやデザインを取り入れるなど。最近では、鮮やかな色彩でポップな印象の「Y2K」デザインがトレンドとしてあり、実際のチラシでも採用している。「チラシはテンプレートで作るのではなく、特定のお客様にラブレターを送るつもりで作りましょうと伝えています。ターゲットを絞ることで、成約率も上がりやすくなります」(前田能弘CEO)
またチラシは、手に取った2〜3秒の間に捨てるか取っておくか判断されやすい。一見すると情報誌のような見た目で、あとで読みたくなるような、捨てさせないチラシを意識することが大切だ。注文の流れは、まず対面もしくはオンラインで打ち合わせを行う。そのなかで、サイズや予算などをヒアリングし、費用を設定する。本契約を実施するか中止するかの判断材料として、無料で1案見てもらう場を設けている。本契約のあと完成に向けて制作を進め、納品までは最短で約1週間となる。費用はB4サイズ両面のデザインデータを納品した場合10万円〜(税別)。
「よく広告の打ち出し方が分からないと悩まれている声を聞きます。チラシデザインを変えるだけで、会社自体のイメージががらっと変わる可能性を秘めています」(前田CEO)
前田能弘CEO

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