大和ハウス工業(本社・大阪府大阪市)は床下点検ロボット「moogle(モーグル)」を発売した。このロボットを使えば普段見せられない床下の状態をパソコンの画面で表示できるため、施主との信頼関係作りに有効だ。
通常、床下の点検は作業員が調査した内容を施主に伝える形であり、正確な情報が伝えられているか不安に思う人も多い。この「moogle」はそんな一般居住者にとって未知の領域となっている床下の劣化状況をリアルタイムの映像で見せられる。遠隔操作でロボットを動かし、確認したい場所は写真に収めることも可能だ。
大和ハウスグループのダイワハウス・リニューではリフォームの現場調査などで既に「moogle」を活用しており、ユーザーに行ったアンケートでは大多数の方から「安心感を得られる」との回答をもらっている。
点検カメラは左右上下に動かせ、細かい箇所の確認も可能。障害物も15cmまで乗り越えられので、配管や貫通口といった段差があっても走行できる。サイズはW300×T220×長さ500?、最大走行時間は60分となる。年間販売目標台数は100台。価格は241万5000円(5年保証)、210万円(1年保証)。5年リースだと月々の費用は4~5万円だ。

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