大和ハウス工業(大阪府大阪市・グループ売上高4兆4395億円)の芳井敬一社長は、既存住宅の流通が重要課題であることを明らかにした。3年ぶりの開催となったメディア懇親会の場で、芳井社長は本紙記者との雑談のなかで次のように意気込んだ。「町の再生をテーマに既存住宅の利活用を強化する。それをやっていかにゃあかん」
ストック流通、重要課題に
傘下8社で買取再販事業強化
芳井敬一社長
実際、同社では「リブネス」と呼ばれる既存住宅の再活用事業にグループを挙げて取り組んでいる。芳井社長は自社が建設した住宅や団地など、老朽化や住民の減少で廃れてしまったところを「再生することに未来がある」と訴えた。大和ハウス工業や大和ハウスリアルエステート、コスモスイニシアなど傘下のグループ8社が連携して住宅ストック事業の拡大を目指す。
「人口減少といわれますが、僕は楽観的です。条件はどの会社も同じなので、今ある条件のなかでベストを尽くす。リフォームの売上高は1500億円が目標やね」(芳井社長)

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