大和ハウス工業(大阪府大阪市)は2013年3月期決算を発表し、リフォーム事業売上高が前年同期比12.2%増の764億円となった。営業利益は同35.2%増の61億円となった。
太陽光、賃貸改修が好調、売上高764億円に
リフォーム事業が増収増益となった要因は主に2つ。1つは新築OB向けの太陽光発電システムの受注が伸びたこと。受注件数は戸建てが前年比26%増の1930件、賃貸が120%増の1765件となった。
もう1つの要因は賃貸改修の売上高が前年比20%増と好調だった。これは国土交通省が実施している耐震補強、バリアフリー改修への補助金制度「民間住宅活用型住宅セーフティネット整備推進事業」を活用したもの。
今期のリフォーム事業の売上高は前年比20%増の855億円を見込む。同社は4月にリフォームの設計を担当していた「ダイワハウス・リニュー」と営業を担当していた大和ハウス工業のリフォーム部門を統合し、「大和ハウスリフォーム」を設立している。今期はこの統合による事業効率化によって売り上げを伸ばす考えだ。
なお、大和ハウス工業の全体の売上高は前年度比8.6%増の2兆79億円、経常利益は前年度比34%増の1453億円。今期は全部門の売上高増を見込んでおり、全体売上高は2兆4000億円になる予想を発表している。

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