住友林業(東京都千代田区)が5月9日に発表した2013年3月期決算は、リフォーム事業の受注金額が前年同期比12.6%増の538億円となった。完工高は同11.1%増の503億円。新製品の投入、営業体制強化により、増収増益。いずれも2009年3月期から毎年10%以上の伸びを記録し、順調に事業拡大が進んでいる。
今期はリフォーム拠点を3カ所増設し、三大都市圏で営業人員を増やす。受注高は11%増の600億円、完工高13%増の570億円を計画。また中古住宅の再生「リノベーション事業」などにも注力していく。
新築・建材販売など含めた全体の売上高は1.6%増の8452億円、経常利益は30.3%増の270億円で増収増益となった。
なお、主力の木材建材事業の売上高は1.0%減の4013億円。経常利益は1.6%減の47億円だった。
2014年3月期連結決算は売上高が6.5%増の9000億円、経常利益が3.8%増の280億円を見込む。
市川晃社長は「次の3年で、売上高1兆円、経常利益300億円体制の確立を目指す」と話す。

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