コーディ(北海道札幌市)は建物診断を行った上でのリフォーム提案を強化する。そのため、建物診断人員を従来の3名から倍の6名に増員。親会社で不動産売買を行う副都心住宅販売と連携し、住まいの性能向上提案を進めていく。
同社では、住宅の売り主が瑕疵のリスクを負わず、また買い主も住まいの現状を理解した上で購入できるよう、数年前より建物診断サービスを提供してきた。ここにきて、政府の中古流通活性化策が追い風となっていることから、診断ビジネスをより強化する。
以前は、副都心住宅販売と専任媒介契約を結んだ住宅に診断を実施してきたが、今後は一般物件にもサービスを広げていく考えだ。
「専任媒介を結んだ方には無料で診断を行っており、このサービスから弊社に売買をお願いしたいという方が増え、リフォームにもつながってくると思います。また、住まいを購入してから問題に気付くケースも多数ありますから、購入時に不具合を直すことがユーザーの満足度を高めるために有効です」(斉藤重継社長)
一般住宅の場合、診断の価格は6万5000円。このほか、サーモグラフィーによる雨漏り、断熱材の有無の調査や建物の水平状態の調査など部位別調査も実施している。

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