パナホーム(大阪府豊中市)が発表した2013年3月期決算は、増改築部門の売上高が前年度比107%の383億円だった。戸建てや集合住宅に積極展開した太陽光発電システムや、タイル外壁「キラテック」などを使用した「エコリフォーム」が貢献した。
新築部門等を含めた全体売上高は1%減の2894億円だった。上期は堅調に推移したものの、第1四半期に苦戦した戸建て請負受注などにより計画値の3000億円には未達となった。
営業利益は前年度比4%増の110億円だった。業務効率化による固定費等の合理化や原価の低減活動を進めたことが寄与した。
2014年3月期の増改築事業売上高見通しは前年度比110%の420億円と400億円突破を目指す。そのために、10月には100%子会社の「パナホーム リフォーム」にリフォーム事業を継承し、新築請負事業から分離独立させる。分社化により責任体制の明確化、意思決定のスピードアップ、さらに人材育成を進める考えだ。
また、パナソニックエコソリューションズ社の空間提案事業とのコラボレーションやショールームを活用した大型受注推進にも取り組む。
中期計画としては、大型リフォーム買取再販事業等も拡大し、2015年度で増改築部門の売り上げ560億円を目指す。

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