スウェーデンハウスリフォーム(神奈川県川崎市)はスウェーデンハウスの新築OB客以外の新規客獲得を本格的に開始した。そのため4月には新規客提案の専門部門の第一営業部を関東に新設。総勢6名で提案をスタートさせた。
同社では昨年4月に新規客対応チームを作り、OB客以外への提案に乗り出していたが、「昨年度は区分けが明確ではなく、OB客の方の比率が高かった」と小島敏之社長は話す。
そこで、今年度から新規客に対応する第一営業部とOB客に対応する第二営業部に部門を分け、担当を明らかにした。また、スウェーデンハウスの常務取締役を兼任していた小島社長がスウェーデンハウスリフォームの専任となった。
「ここにきて昨年度からトライアルしていた一般物件で3000万円弱といった受注が出てきましたので、手応えとして新規客は間違いなく増えるだろうと感じています」(小島社長)
具体的な新規客向けの提案内容としては、特徴となる北欧のデザインテイスト、新築住宅でも採用する木製サッシ三層ガラスなどを取り入れた高性能リフォームを推進する。
「オーナー様の住宅だけではなく、どんな物件でも積極的にやりますというスタンスになりましたので、第一弾として、マンションに住まわれていてスウェーデンハウスで別荘を買われた方への働きかけも始めました」(同社長)
スウェーデンハウスでは15年ほど前に、関東周辺では長野の軽井沢、蓼科や伊豆・熱川といった方面で別荘の新築事業に力を入れていた。そこで、別荘のオーナーで都内のマンションに居住している人に、スウェーデンハウスのテイストを取り入れたマンション改修提案を開始した。
今後は新商品の展開も検討している。「昔簡単に組立ができ、単工期で価格メリットもあるパイロットハウスという商品を作りました。今になり本体でこのパイロットハウスの考えを見直す動きがあり、リフォームでも企画商品として応用できないかと考えています」(同社長)
同社の前期売り上げは28億円。今期は32億円を計画し、そのうち新規客で4億円強の売り上げを見込む。また、5ヵ年計画では2016年度にリフォーム売り上げを50億円とし、関西、九州にも拠点を設ける考えだ。
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