3月に期末決算を迎えるハウスメーカー7社の2013年度第3クオーターおよび4~12月のリフォーム業績累計が発表された。全社増収となっており、積水化学工業をはじめ、各社過去最高を更新した。
ハウスメーカー各社の第3Qリフォーム業績
今期リフォーム売上高1000億円超えが見込まれる積水化学工業は前年同期比107.8%の785億円を計上。OB顧客のニーズに合わせた提案を積極的に行い、バス・キッチンなどの水まわり商材や、塗装・改装の販売が順調に推移した。
大和ハウスグループは、607億円で、前年同期比108.2%。大和ハウスリフォームが昨年4月から始動し、OB提案に加え、インスペクションを行っての改修提案やグループのロイヤルホームセンターでのリフォーム相談で新規客獲得も強化している。
ミサワホームは、470億円で前年同期比109.2%。小額工事部門と高額工事部門を分けて、事業の効率化を図った結果、受注件数が2割増加した。また、オリジナルの超軽量パネルによる太陽光提案を推進。今年度は前年度比800台増の2000台の販売目標を掲げている。
首都圏を中心に営業人員を拡充した住友林業グループは、前年同期比108.7%の426億円。上期の前期比8.2%増からさらに伸ばしている。同社は今期、木造住宅に向けたオリジナルの制震ダンパーを開発。従来の耐震技術を合わせた「耐震・制震ダブル工法」による提案体制を整えた。
旭化成リフォームは、大型改修・改築工事の受注が伸び、前年同期比112.6%の382億円だった。8月には、熟年夫婦と単身の子の3人世帯向けリフォーム商品「おとな3人リビング」を発売。世帯ニーズに合わせた提案を進めている。
パナホームグループは、前年同期比117.1%の338億円。10月からリフォーム専業会社のパナホームリフォームが始動し、18年度1000億円達成のため、空間提案に重点を置いた戦略で新規客の取り込みと高単価工事の受注に力を入れている。
もっとも伸び率が高かったのは前年同期比43%増の三井ホーム。20万件を超える新築OBへの営業強化を図るとともに、営業人員のを増やし実践的な研修を行うことで受注に努めてきた。
各社の今期リフォームの通期予想もま過去最高を更新する見込みだ。

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