住友林業(東京都千代田区)はリフォーム事業の通期計画を下方修正した。完工高の期初予想は640億円だったが、582億円に修正。完工高は前年比で1.9%減となる。受注金額は650億円を590億円に修正。通期の経常利益は前年比22%減の32億円を見込む。
同社の第2四半期決算でのリフォーム事業完工高は6.1%増の273億円となったが、受注高が前年比17%減の285億円。受注残は19.1%減の243億円。前期の消費増税の駆け込みによる受注残が完工したことで増収となったものの、その反動で大幅な受注減となった。なお、10月の受注も前年比22%減となっている。
受注増加へ転換を図るために、上期には93人を増員。下期はさらに70人の増員と2つの営業所を新設する。また、上期には大阪にマンションリフォーム部門を設置するなど、集合住宅への営業も強化している。
市川晃社長は「現状は厳しいが、ストック事業は将来は有望。国内にある約2860万戸の戸建て住宅のうち、90%以上が木造。当社グループが木造注文で培ってきた技術力、提案力を生かしていきたい」と話す。同社のリフォーム事業は子会社の住友林業ホームテックが担っている。

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