リニューアル後は2倍の売れ行きに
ナスラック(愛知県名古屋市)の「RIVIERE」(リヴィエール)が、昨年10 月のリニューアル発売以降、従来の2倍という好調な売れ行きを見せている。コンパクトキッチンながら、アイランド型、ペニンシュラ型を採用し、間口2400mmまでのバリエーションを揃えていることが特徴。賃貸向けだけでなく、戸建て住宅の2台目として使われることも多いという。
戸建て住宅の2台目のキッチンとして活用も増える
住まい手のニーズ形に
「リヴィエール」は親会社である東建コーポレーションや、首都圏の賃貸マンション向けに提供していた特注品のコンパクトキッチンを商品化することで誕生した。
最大の特徴は、戸建て住宅で人気のアイランド型やペニンシュラ型のキッチンもバリエーションの1つとして用意した点。従来は、対面式のコンパクト型でキッチンを選択する際、背面パネルを取り付けるなど、プラスアルファの工事が必要だったが、商品として用意したことで、コストを抑えることが可能となった。
具体的にどのくらい違うかというと、製造販売部・藪下史征部長代理は「通常、壁、カウンター、釣り戸棚も全部付けるので、全部で50万円くらいしたのが、30万円くらいで出来ます」と話す。
これまで、コンパクトキッチンで対面式がなかったのは、コンパクトキッチンが多く使われる賃貸物件の場合、なるべくキッチンも小さくするという概念があったからだ。
しかし、最近賃貸住宅業界では、空室対策のためキッチンのグレードを高めるニーズが高まっている。狭くてもキッチンを豪華にしたい、という住まい手のニーズが背景にある。
「狭いがゆえにコンパクトキッチンで空間を広く見せる。建築工事で作っていた壁を取っ払って、吊り戸棚もないので、空間を広く見せられます。リヴィエールありきで間取りを作っている親会社の賃貸シリーズもあります」(藪下部長代理)
人造大理石のシンクも採用可能
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