リフォーム市場軸に
パナソニックエコソリューションズ社(大阪府門真市)は2020年に水まわり関連の住宅設備売上高を1300億円に伸ばす。2016年度比で約10%増となる。新築着工戸数が減少する見通しのため、リフォーム市場での拡販を狙う。
キッチンの販売シェア拡大を狙う
具体策はショールームでの顧客接点強化。同社の水まわり商品は主にシステムキッチン、バス、トイレ、洗面化粧台の4分野で、これらの機能やデザインを体感できる場としてショールームを活用する。
水まわり関連は前期ベースで約1200億円の売り上げがあるが、売上比率が高いのはキッチンとバス。キッチンは独自開発の人造大理石カウンターと機器を組み合わせた点が売りとなっている。例えば「マルチワイドIH」という横長のIHクッキングヒーターやセンサーで開閉できる水栓などが採用されている。同社によればキッチンのシェアは4位、バスは3位となっており、さらに伸びしろはあると判断。主にリフォームと新築戸建ての売建市場でのシェア拡大を狙う。「アラウーノ」ブランドのトイレについては集合住宅市場で増販余地があると見る。

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