・宅配ボックスの需要増加、パナソニックは前年比5倍受注の製品も
・ニーズの拡大、施工のしやすさ、価格の低減が販売量急増の背景
・CO2削減や労働時間抑制にもつながる製品として、今後も拡大へ
差が付く設備・建材
宅配便の再配達問題やEコマースの増加に伴い、近年需要が著しいのが宅配ボックスだ。中でも、パナソニック(大阪府門真市)のコンボシリーズは、前年比5倍の受注によって、新商品の発売を延期せざるを得ないほどの人気ぶりだ。エコソリューションズ社マーケティング本部の髙橋弘喜課長に、事業戦略や商品の特徴について聞いた。
電気を必要としない機械式宅配ボックス
販売量が2年で10倍に
販売量が急増した主な理由は3つ。1つ目はニーズの拡大。ネットショッピングの普及によって、宅配便の取扱量が増加し、ユーザーが荷物を受け取る機会が増えた。その際のストレス軽減に役立つのが宅配ボックスだ。
同社が2016年12月~17年3月にかけて福井県あわら市で行った調査によると、宅配ボックスの設置前に、荷物の受け取りに対してストレスを感じていたユーザーは98%にも上った。宅配ボックス設置後に改めて調査を実施したところ、94%のユーザーがストレス軽減を感じたと回答した。

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