大賞は木の影を表現した作品
サンゲツ(愛知県名古屋市)は11月28日、「サンゲツ壁紙デザインアワード」の表彰式を行った。このアワードは壁紙のデザインを公募するもの。新しいデザインや発想を業界外から広く募集し、壁紙の可能性を広げることを目的としている。今回で3回目の開催となり、応募総数は444点だった。その中から奨励賞・入賞・優秀賞・大賞の計6作品が受賞した。
「サンゲツ壁紙デザインアワード」の表彰式の様子
開式の挨拶では、インテリア事業本部長の金子義明執行役員が「日本では壁紙が家具や調度品の背景として認識されており、弊社でも売れているのは白・ベージュの無地の壁紙が大半。一方、ヨーロッパでは成人の余暇の過ごし方の上位に部屋の模様替えが入ってきて、身近な存在として壁紙を捉え、大胆な色やデザインを楽しんでいる。このアワードが日本でもそういった文化をつくるきっかけになることを願っている」と語った。
大賞に選ばれたのは「Falling Shadow」という作品。アパレルメーカーでデザイナーを務める大谷翔氏が手がけたもので、障子に当たった木の影を白と黒でモダンに表現した。自然の描写を大胆に黒を用いてデザインに昇華させたことが高く評価された。
大賞に選ばれた「Falling Shadow」

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