ダイキン工業(大阪府大阪市)が2020年3月期の決算を発表した。連結売上高は前年同期比2.8%増の2兆5503億500万円、営業利益は同3.9%減の2655億1300万円となった。新型コロナウイルスによる影響は、売上高で450億円、営業利益で220億円のマイナスとされ、ウイルスの感染拡大が無ければ10期連続の増収増益、7期連続の最高業績を更新する予定であった。また経常利益は同2.9%減の2690億2500万円、純利益は同9.7%減の1707億3100万円となった。
セグメント別では主力の空調事業売上高が前年同期比3.9%増の2兆3091億円、営業利益が同0.6%減の2362億円であった。中国では感染拡大による影響が大きく前年から11%の減収となったが、欧米ではオーストリアAHT社の新規連結効果などにより10%強の増収となっており、全体としては増収減益となった。
2021年3月期は、新型コロナウイルスの影響を見通すことが困難なため1~2カ月単位での見直しを行うが、現在は売上高は同8.6%減の2兆3300億円、営業利益は同43.5%減の1500億円、経常利益は44.2%減の1500億円、純利益は同41.4%減の1000億円を見込んでいる。

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