~クローズアップ建材・夏対策 省エネ・断熱~
夏場、室内を冷房で冷やしても、窓に直接日光が当たってしまうと室温はなかなか下がらない。最適な省エネ・断熱リフォーム提案のためには、施主から住まいの日照状況をしっかりヒアリングし、適切なアドバイスができるよう現地を確認しよう。
日よけアイテムいろいろ (1)
《シェード》
使わないときや強風時はスプリングで巻き上げて収納する。目隠し効果がありながら室内から外は見えやすい。生地色が濃いほど日射カット率が高い。
YKK AP アウターシェード
日射カット率86~90%(フレミングJ複層ガラス使用時)。3階まで設置可。
《オーニング》
開閉は手動、電動、リモコン、手動・電動併用タイプがある。太陽光に反応して自動で開閉する「陽光センサー」や強風時に自動で収納する「風力センサー」が付いたタイプもある。
LIXIL 彩風
業界トップクラスの耐風・耐雨強度。風力・陽光センサー付き。
夏場に室温の上昇を抑えるには、窓に直射日光を当てないことが大切だ。単板ガラス(1枚ガラス)の場合、直射日光が当たると熱のほとんどが室内に入ってしまう。
しかし、窓の外にシェードを付ければ、日射の侵入は1割程度まで抑えられる。また、シェードを取り付けることで、年間の冷房費を30~50%、3000~1万円程度節約することも可能。日よけにはシェードやオーニング、ひさしなどさまざまなアイテムがある。設置する方角、雨よけや目隠しの機能が必要かなどに応じて選ぶとよい。

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