床や壁材など主要4分野増収
東リ(兵庫県伊丹市)は5月、2020年3月期の決算を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で国内市場の一部輸入品が品薄状態、また海外で中国などの売上高が減少したもののグループへの影響は軽微で、連結売上高は前年同期比4.8%増の947億100万円、営業利益は同19.7%増の23億8200万円、経常利益は同17.7%増の26億3900万円、純利益は同53.1%増の20億5900万円の増収増益となった。
塩ビ床材は、前年度に発売した国産初の単層ビニル床シート「ヒトエシリーズ」が拡販。カーペットは、グラフィックタイルカーペット「GXシリーズ」「GA-100シリーズ」などの基幹商品の売り上げが伸びた。壁装材は、独自性の高い不燃化粧仕上げ材「リアルデコ」の増色により、売上高が増加。カーテンは、新総合見本帳「フフル」が好調に推移し、プロダクト事業の主要製品4分野はいずれも前期を上回り、売上高は同4.6%増の565億4900万円、利益は同15.4%増の16億5100万円となった。

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