1面で発表した「住宅設備建材メーカー売上ランキング2020」で、1位となったパナソニック。国内リフォーム市場で注力する商品は高価格帯のキッチン、バス。また売れ行き好調な宅配ボックスをさらに強化していくなど、今後の住設建材の販売戦略をリポートする。
リゾートバブルを搭載したエルクラスバスルーム
スゴピカ素材のキッチン
国内リフォーム市場で注力していく水まわり設備は、2月にリニューアルした高価格帯ブランド「L-CLASS(エルクラス)」のキッチンとバスルームだ。特にバスは生活者が「巣ごもり」している今、注力している商品。「リゾートバブル」という浴槽から勢いよく噴き出すバブル機能を搭載した点が売りだ。価格は約153万円からと高級だが、浴室をリゾート空間に変えられる点を訴求していきたい考えだ。
キッチンは高級感を出すためにブラック、グレー系のバリエーションを増やした。スゴピカ素材という、汚れが落ちやすい有機ガラス系の素材を使ったカウンターを搭載し機能性も高い。価格は約101万円から。「普及価格帯の商品は各社とも特別な差を打ち出しにくい状況の中、この中高級帯のキッチンとバスで違いを打ち出していきたい」(ハウジングシステス事業部水廻りシステムBU営業戦略企画部水廻り営業企画担当SV課課長、仙石克幸氏)。
石を感じる新感覚床材
建材では「クラフトレーベル」シリーズを強化。主力はドア。インテリア性を取り入れたデザインが特徴。「トラディショナルな、レトロ感の雰囲気が人気です」(同事業部建築システムBU営業戦略企画部営業推進担当総括担当、奥山博之氏) 。個性的なドアノブが選べたり、プレートを取り付けたり、カスタムして自分らしいドアに仕上げることが可能な点が人気だ。

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