大幅な営業自粛でリフォーム向けが悪化で減収減益
タカラスタンダード(大阪府大阪市)は、8月3日、2021年3月期第1四半期決算を発表した。連結売上高は前年同期比9.0%減の440億9200万円、営業利益は同59.5%減の13億3700万円、経常利益は同56.4%減の15億3500万円、純利益は同57.4%減の10億1100万円。1ヵ月以上に及ぶ全国ショールームの臨時休館や、展示会等の販売促進イベントの自粛の継続など、営業活動に大幅な制限を受け減収減益となった。
住宅設備関連事業は、新築市場は前年同四半期並みの売上高を確保したが、リフォーム市場で新型コロナウイルスの影響が大きく、売上高は同9.0%減の440億円1400万円、営業利益は同60.9%減の12億7400万円となった。
部門別では、キッチン部門の売上高は同5.0%減の265億6000万円、浴室部門は同17.6%減の96億9900万円、洗面化粧台部門は同5.5%減の49億100万円だった。
また倉庫や不動産賃貸などのその他事業の売上高は、同14.2%増の1億1200万円、営業利益は同42.5%増の6300万円と増加した。
なお2021年3月期通期について現在までの状況で、連結売上高は前年同期比6.7%減の1880億円、営業利益は同52.5%減の60億円、経常利益は同50.4%減の65億円、純利益は同52.6%減の41億円と見込んでいる。

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