~クローズアップ建材・冬対策 省エネ・断熱~
築年数の経った家では、「冬場に部屋の中が寒い」「暖房の効きが悪い」といった問題があることが少なくない。このような問題は、住宅の断熱性の低さが原因で起こることが多い。そこで今回は部位別に短期施工が可能な断熱リフォームを取り上げた。
部位別断熱リフォーム (1)
《玄関》
ドアを断熱性の高いものに交換する。玄関ドアを交換する際には、既存のドア枠の上から新たなドア枠をかぶせる「カバー工法」で設置が可能なため、多くの場合1日で工事が完了する。ただし、ドアのサイズや形が特殊な場合は、カバー工法では対応できないこともある。
YKK AP かんたんドアリモ 玄関ドア D30
壁や土間タイルを壊す必要がないので、工事費用が抑えられる。
《窓》
内窓(二重窓)にする。窓を2枚にすることにより部屋の気密性が高まり、断熱性を高める。また窓が2枚になるため、外気によって冷える窓と室内の温かい空気に触れる窓が分かれ、結露を抑制することができる。その結果、防カビ効果も期待できる。
LIXIL インプラス
カラーは木目と単色の6色で、インテリアに合わせて選べる。和室にも合わせられる。
断熱性能は断熱材の使用や施工によって左右される。
断熱材の状態や施工方法が適切でないと、断熱性が失われて屋内の熱を外に逃してしまう。また、家の中が冷えていると寒くて快適ではないというだけでなく、ヒートショックを引き起こす危険性もある。

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