新しい質感の洗面ボウルを開発
トクラス(静岡県浜松市)は、新技術「TENOR(テノール)」を採用した洗面「ベッセルボウル」と「マルチカウンター」を発売した。新技術の開発について担当者に話を聞いた。
工芸品のような質感で住宅以外の空間にもマッチする
現場の声を取り入れこだわりの開発
テノールは、一昨年第一弾をキッチンカウンターに採用して発表した技術。同社がヤマハグループ時代から培ってきた人造大理石の一体成型技術と、楽器や家具製造を通じて100年以上にわたり伝承されている熟練の塗装技術を集約して生み出された。
「自社独自の技術をもっと出せないかと開発の打ち合わせの中で、一番誇っている人造大理石のカウンターで新たなチャレンジをした技術です」(技術開発部・水野宇多子副部長)
熟練職人による塗装が新しい質感を生む
1976年に国内初とし開発・生産された同社の人造大理石カウンターは、「割れにくく」「汚れにくい」「熱に強い」といった堅牢な機能性が評価されてきた。その性能をそのままに、表面にバランスよく塗装技術を付加することで、今までにない濃色系の質感、素材感を持った商品が実現できるようになった。

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