リフォーム需要伸びる
タカラスタンダード(大阪府大阪市)は2021年3月期第3四半期(4-12月)決算を発表した。連結売上高は前年同期比6.6%減の1446億5800万円、営業利益は同26.9%減の90億7100万円、経常利益は同26.3%減の94億7300万円、純利益は同27.5%減の63億1600万円であった。
製品部門別売上高では、キッチンが前年同期比4.7%減の865億2300万円、浴室が同11.7%減の317億7800万円、洗面化粧台が同0.5%減の168億7500万円となっている。
上半期に受けた新型コロナウイルス感染症対策による影響が尾を引いているものの、新築市場では前年同四半期並みの売上高を確保、リフォーム市場も第3四半期に入ってから順調な回復を見せている。
これらは新型コロナウイルス感染拡大を受けて、新たな生活スタイル意識の芽生えや暮らし方の見直しに起因するものと見られ、第3四半期単体で見るとすべての部門で前年の第3四半期を上回る売り上げとなった。
これらの業績動向を踏まえ、通期連結業績予想も上方修正。売上高は同5.7%減の1900億円、営業利益は同22.4%減の98億円、経常利益は、同21.4%減の103億円、純利益は、同22.5%減の67億円としており、利益面については前回予想から4割超の増加を見込む予想を示した。

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