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TOTO、カーボンニュートラルに向けて加速

TOTO、カーボンニュートラルに向けて加速

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リモデル推進で社会・環境貢献へ

TOTO(福岡県北九州市)は、2050年のカーボンニュートラルな社会の実現を見据えた取り組みに注力している。

3つの代表的なイニシアチブであるTCFD、RE100、SBTへの加盟・賛同を推進。TCFDは、気候変動の影響に対するガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標について開示することを推奨している。TOTOでは、2050年の気温上昇2℃および4℃シナリオに基づき2030年の社会状況を分析し、自社に与えるリスクと機会を分析した。「長期的に見て、事業を考えるための指標になります」と経営企画本部ESG推進部の出嶋聡グループリーダー。

RE100は、事業活動で消費する電力の100%を再生可能エネルギーでまかなうことを宣言する企業の集まりだ。TOTOは2040年までに実現することを宣言。自社工場への太陽光発電設備の設置やグリーン電力調達を推進し、現在再生可能エネルギー電力は使用電力の14%を占めている。

SBTは、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標達成を推進している。TOTOでは、設備の更新などにより事業所からのCO2総排出量と、サスティナブルプロダクツの普及により商品使用時のCO2排出量削減を目指している。 

商品のライフサイクルからみたCO2排出量の割合において、商品の使用時が93.5%を占めることから、同社は商品の性能向上に努めるとともにリモデルの推進も図りたいとする。出嶋氏は「CO2排出量の少ない最新の水回り商品へ切り替えていただくことが社会・環境貢献につながります。エコというと我慢するイメージを持たれがちですが、TOTOの商品は快適性も損ないません。リフォーム会社様や施工店様と同じ方向を向いて取り組んでいきたいです」と語る。

TOTO 経営企画本部 ESG推進部 ESG推進二グループ 出嶋 聡 グループリーダー経営企画本部 ESG推進部 ESG推進二グループ
出嶋 聡 グループリーダー

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