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TDYアライアンス締結20周年、暮らしの中に笑顔があるリモデル実現へ

TDYアライアンス締結20周年、暮らしの中に笑顔があるリモデル実現へ

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TOTO(福岡県北九州市)、DAIKEN(大建工業、大阪府大阪市)、YKK AP(東京都千代田区)のTDY3社は、4月19日に「TDYアライアンス20周年記者会見」を行った。

TDY 左からTOTOの清田徳明社長、大建工業の億田正則社長、YKK APの堀秀充社長左からTOTOの清田徳明社長、大建工業の億田正則社長、YKK APの堀秀充社長

TDYは水回りのTOTO、内装建材の大建工業、窓・エクステリアのYKK APの3社が、2002年にリモデル分野でアライアンスを締結したもの。リモデル市場を拡大するとともに、空間発想のリモデル提案で顧客満足を実現することを目的として、住空間のトータル提案を行っている。会見では20年間の歩みを振り返り、TDY3社合計のリモデル売上高が2020年度には2002年度の1.5倍になったとし、大建工業の億田正則社長は「3社それぞれの強みを生かし、住まいに関する総合的な提案を行ってきたことが、各社のリモデル売り上げを伸ばすことができた1つの要因であると考える」と語った。

TOTOの清田徳明社長は、同社が行ったリフォームにおける消費者行動に関する調査データに言及。同調査では、リフォームを検討する手前の初期関心から情報収集期が約10カ月に及んでおり、リフォームを決定するまでに半数以上が何らかの困りごとや不安を抱いていることがわかった。リフォームへの一歩を進めるためには「リフォーム後のイメージが描ける」「リフォームの費用や流れがわかる」「納得できる工事店が見つかる」ことが重要とした。清田社長は「この3つがクリアされることがリフォームに対する不安を取り除き、憧れの暮らしを実現していただくために重要だと考える。初期関心期からお客様に寄り添い、暮らしの中に笑顔があるリモデルを実現するお手伝いをするステージへと進んでいく」と語った。

その3つを実現するために、「あこがれの暮らしを思い描く」「不安がやわらぐ」「あこがれの暮らしを叶える」取り組みを行うことを発表した。まず、あこがれの暮らしを思い描くために、TDYが行っているライフスタイル提案「十人十家」のバリエーションを拡充する。現在20プランあるが、2025年度までに50プランに増やす。さらに工事店による提案事例を募り、2025年度までに100事例紹介を目指す。YKK APの堀秀充社長は「こんな暮らしがしてみたいという思いを持って、ワクワクしてリモデルに踏み出していただくことを狙う」と語った。

不安をやわらげるためには、3社の知見を生かして困りごとや不安をクリアにできるよう、今年の10月に「TDYオンラインリフォーム相談センター」を開設する。また、費用の不安を解消するために、TDYリフォーム情報サイトでリモデル工事の目安となる空間としての参考価格を提示していく。

あこがれの暮らしを叶えるためには、空間工事に対応できる工事店をつくっていくために、リモデルクラブ店向けにオンラインセミナーやツールを用意し、工事品質向上と提案力向上のサポートを行う。

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