TOTO(福岡県北九州市)は、高いデザイン性と使いやすさが人気の洗面化粧台「オクターブ」を8月にフルモデルチェンジする。よりスタイリッシュに進化したデザインに加え、タッチレスの照明や「ちょい置きカウンター」など便利な機能も拡充している。フルモデルチェンジのポイントをキッチン・洗面開発第二部の佃光史氏とデザインマーケティング部の松尾彩加氏に聞いた。
高いデザイン性と使いやすさが人気の洗面化粧台「オクターブ」を8月にフルモデルチェンジ
便利な機能で使いやすさがさらに進化
新「オクターブ」のコンセプトは「タッチレス&スマート、スタイリッシュドレッサー」。まず、現行のタッチレスの水栓に加えて新しく搭載された機能が「タッチレスワイドLED照明」だ。センサーに手をかざすと、鏡の間口いっぱいのLED照明をオン・オフできる。
佃氏は「どこまでを触らずに操作できることがお客様に喜ばれるか考えたときに、日が暮れてから帰宅して手を洗う際に何も触れずに照明をつけることが求められてくるであろうと考えて設計しました」と語る。
センサーに手をかざすとオン・オフできる「タッチレスワイドLED照明」
メガネや時計などの一時置きに活用できる「ちょい置きカウンター」も進化した。まず、「ちょい置きカウンター」を製品の端から端まで広げて化粧鏡と一体化。そうすることで物を置くスペースが広がり、すっきりとしたデザインに。
カウンターのスペースが広がり、すっきりとしたデザインに進化
また、スマートフォンを横向きに立てかけて置けるようになった。スマートフォンを立てかけられる奥行きと高さを設定し、すべり落ちを防ぐように立ち上がりも設けた。動画を見ながら身支度するなど、新しい時間の使い方を可能にする。
スマートフォンを横向きに立てかけておくことができる
構造の見直しでひろびろとした洗面空間を実現
カウンターと水栓のデザインが進化している。従来品は壁付の水栓だったのを構造から見直すことで、水栓構造部品やセンサーなどの機能部品を鏡下空間に格納した。こうすることにより鏡と一体感のある水栓と、カウンターの立ち上がり壁の厚みをおさえ、ボウル奥行をもたせることを実現。
多機能を水栓棚部に格納することで奥行きが生まれた
洗面ボウルはフチを薄くして、ボウル手前から吐水口までやわらかな曲線で構成。ボウル底面にゆるやかなカーブを設けて、広く見えるように工夫した。作業空間の拡大と形状の工夫により、ゆったりと快適に使うことができる。
「手洗いや洗顔に加えて、朝の寝癖直しや加湿器の貯水タンクの水汲みなどの作業を想定して、設計に反映していきました」と佃氏。
手洗いや洗顔以外の作業でもゆったり使うことができる
温かみのある素材で洗練されたデザインへ
洗練されたデザインへとブラッシュアップするために素材もこだわった。鏡フレーム・照明・棚・取っ手をステンレス調カラーで統一。幅広いインテリアとも調和する。
扉には新色として、グレーとベージュの中間色の「オーブグレージュ」を追加。温かみと品のあるニュアンスカラーだ。「トレンドのナチュラル空間に合い、木目が多く使われた住宅にも馴染みます」と松尾氏。
部材を温かみのある金属色に。扉には新色のオーブグレージュを追加
「オクターブ」の商品ページ
https://jp.toto.com/products/groom/octave/
#水まわり嬉しい 「オクターブ」の特長
https://jp.toto.com/pages/knowledge/campaign/totoya/groom
お客様相談室 0120-03-1010
1917年創立。「水まわりを中心とした豊かで快適な生活文化の創造」という理念のもと、水まわり住宅総合機器メーカーとして新しい商品を生み出し続けてきた100年企業です。 システムキッチン、浴室、洗面化粧台、レストルーム(トイレ)など、さまざまな商品で暮らしを豊かに彩ります。
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