パナソニックハウジングソリューションズ(大阪府門真市)がバスの中級価格帯商品として、「BEVAS(ビバス)」を8月に発売する。これは、同社の中級価格帯バスの「Refoms(リフォムス)」に変わって10年ぶりにリニューアルした商材だ。掃除が嫌いな人には最適な商品だと同社は話す。
新たにバスの中級価格帯商品として発売された「BEVAS(ビバス)」。清掃性の良さが強みだ
清掃性の良さで差別化狙う
特徴は清掃性の良さだ。床材表面をフッ素・有機ガラス系素材配合の特殊シートで覆った「3Dプロテクトクリーンフロア」を導入。床一面はもちろん、床の隅や排水口の接続部分を全て1枚のシートで覆っている。排水口まわりから床の隅まで継ぎ目がない。これにより、浴室全体が汚れがつきにくく、たまりづらいようになる。また、床表面は微細な凹凸があり、水たまりができにくく、乾きやすい。
「お掃除モード」が選べるシャワーも特徴。シャワーヘッドの上部から勢いよく水が出て、掃除がしやすい
また、ビームシャワーもユニークなアイテムだ。これは、3つのタイプから水流を選べるシャワーだ。特に「お掃除モード」では、シャワーヘッドの上部から勢いよく水が出る。「お客様のアンケートでは、床やエプロン、排水口など『ローエリア』と呼ばれる部分のお掃除が嫌という意見が多かったです」と水廻りシステム事業部バス・サニタリー営業戦略企画部バス課課長の浜田広大氏は話す。水圧が強く、シャワーの範囲が狭いので、狙い撃ちするように気になる汚れが落とせる。「こういった形のシャワーは、一般的なユニットバスを作られている他の企業様では作られていないと思います」と浜田氏。
希望小売価格(税込み)は1616サイズが144万4000円から。バスの種類は3つから選べる。照明などデザイン性に特化し、浴室を落ち着ける空間にした「くつろぎビバス」。水栓と収納をひとつにまとめるなど、必要な要素を集約した「すっきりビバス」。収納を兼用した手すり、またぎやすい浴槽、床暖房など温かさと安心を重視した「ほっとビバス」を取りそろえている。ターゲット層は40代以降を想定。

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