水回りや電気のリペア工事を手がける島根電工(島根県松江市)。同社は「住まいのおたすけ隊」というブランドで、100万円以下の修繕に注力し、年間77億円も売り上げる。修繕に注力するという独自のビジネスモデルもユニークなのだが、これだけの売り上げを生み出す原動力は入社したいと思える労働環境の整備や企業風土作りにある。
4万件の工事受注
書籍「どこにでもある会社のどこにもない魅力―地方建設業の成功事例に学ぶ勝ち残り戦略」
同社では100万円以下の工事を年間4万件程度受注している。その7割以上が5万円以下の小口工事だ。同社が全国に展開するフランチャイズ「住まいのおたすけ隊」ではリピート率は90%以上とその高い満足度が業績に結びついている。
だが、その高い満足度を生み出すビジネスモデルを実現するためには「人」が最も重要だと、荒木恭司社長は話す。
同社は採用活動に注力。直近5年間で170人程が入社。今年の春の新卒入社は44人もいた。人が集まる理由は残業時間を減らす取り組みの徹底や待遇の改善。例えば、移動時間を削減。「2時間もかかるところに社員を行かせてはだめです。1時間以内に着けるように営業所を設けています」と荒木社長。
リフォーム産業フェア2022
島根電工 荒木恭司社長
登壇決定!
- 日時:
- 7月27日(水)14時30分~16時00分(90分間)
- 会場:
- 東京国際展示場(東京ビッグサイト)

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