一日の多くの時間を作業して過ごすキッチンを自分好みにデザインにできれば、生活の質は格段に上がる。思う存分素材にこだわって空間の「調理」を満喫したい。
クローズアップ建材 高級キッチントレンド
キッチンのデザイン構成は、やはり面積の占める割合が多いシンクやキャビネットのカラーや素材が全体の印象を決定づける。最近のトレンドは「ブラック調とウッド感」。
メーカー各社とも、それらを使用したモデルを前面に押し出しながら、白や淡い色味の新色も含め幅広いバリエーションを備えている。
キッチンメーカーとして天然水晶や人造大理石を精巧に加工して光沢感を実現したシリーズや、多岐にわたる木材を知り尽くしている床材メーカーが素材の美しさを存分に生かしたシリーズなど、格調高さと安らぎを両立させた長年にわたる匠の結実といえる。
スタイルは、シンクや作業スペースが独立したアイランド型キッチンに根強い人気がある。その開放感はもとより、キッチンの両サイドから出入りできる作業のしやすさ、同じ空間にいる人と会話しながら作業ができるといった動線上のメリットが抜きん出ているからだろう。
- 光を感じて上質にきらめく
- ザ・クラッソ[TOTO]
- 独自開発の「クリスタルカウンター」には、単色に加えて大理石の流れ模様を浮かび上がらせた「カラカッタカロレ」と凪のように光る水面を表現した「白凪(しらなぎ)」の新柄2色を昨年追加した。自然光や照明など、当たる光によって表情を変えていく。周辺ユニットには、効率的に作業ができるカウンター付きの「コンフォートユニット」も新たに備えた。

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