LIXILグループの2013年3月期連結決算は、海外事業やリフォーム関連が寄与し、売上高が1兆4363億円と前年比11.2%増、経常利益が560億円と同3.3倍に増えた。国内総売上高に占めるリフォーム比率も26.8%と、目標に掲げる30%を視野におさめ、順調な伸びを見せた。
2013年3月期のリフォーム商材の売り上げは2479億円で、前年比1%増だったが、14年3月期は2650億円で同7%増を見込む。これに関連し、藤森義明社長(CEO)は、「リフォームの売上げが増えれば増えるほど全体の利益率が上がる」と述べ、リフォーム事業の拡大に強い意欲を示した。
14年3月期は、売上高1兆5700億円で前期比9%の増収、経常利益も同32%増え、7期ぶりに過去最高益更新を見込む。今後については、同時に発表した中期経営計画の達成に向け、成長基盤の強化と収益性の向上にまい進するとした。特に、リフォーム事業を国内コア事業に位置づけ、営業資源をリフォームにシフト、同事業領域の全面展開を目指す。

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