雪解けが進み春らしい景色が見えてくると、庭まわりを整えたいというニーズが高まる。頑丈さと美しさを兼ね備える、さまざまな素材のもつメリットを押さえておきたい。
クローズアップ建材 エクステリアの基礎知識
年中雨風や雪にさらされる外構部は、耐久性が最優先されることはいうまでもない。しかし、それだけで選ぶとデザインがいまひとつになるなど、住まう人の希望に合わないことも起きがちだ。
昨今は高耐久の舗装材やタイル、床材などで、石や木そのものではないが、石畳やウッディ感のある樹脂や木材のバリエーションが増えている。ウッドデッキは、天然木と見まごう素材感で耐候性が高く色あせしにくいほか、メンテナンスフリーなものが多いために、大変ニーズが高い。フェンスは、ポリスチレンやASA樹脂といった軽量かつ高耐久な素材が人気で、かつて主流だった金属とは違いウッディ調で温かみがある。床材は、石でありながら表面が滑りにくい素材のものが中心で、アプローチや庭先を高級感や重厚感のある屋外スペースにするとともに、安全の確保にも一役買ってくれる。ヨーロッパやエジプトなど、異国風情のある素材やデザインのものは洋風住宅との相性もよく、カラーバリエーションとまじえて選択の幅が広がっている。

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