高級価格帯のガスビルトインコンロ「PROGRE(プログレ)」
ノーリツ(兵庫県神戸市)は、環境に配慮した新商品に力を入れている。コンロと給湯器の商品を8月から11月にかけてリニューアル、新発売し、「リフォーム会社や工務店が自信を持って勧められる商品」を提供し、差別化を図る。
まずコンロは、高級価格帯のガスビルトインコンロ「PROGRE(プログレ)」をリニューアルし、8月から販売を開始した。
特徴は、効率的に熱を伝える省エネ性の向上。「スマートエコバーナー」を採用し、バーナーを小径化することで火の温度を均一化させ、焼きムラを軽減する。20cm鍋での熱効率は、現行バーナーで39.9%だが、リニューアル後は45.4%まで改善する。年間ガス使用量も、3人家族想定で10年で2万5000円削減すると見込む。希望小売価格は37万5540円~39万9850円(税込)。
また、新型ハイブリッド給湯機「HPHB R290」と、高効率ガス温水暖房付ふろ給湯器「GTH-C71/70シリーズ」を11月から発売する。
新型ハイブリッド給湯機「HPHB R290」
高効率ガス温水暖房付ふろ給湯器「GTH-C71/70シリーズ」
「HPHB R290」は、主力シリーズである「ユコアHYBRID」の最新モデル。冷媒には地球温暖化係数の低い自然冷媒「R290(プロパン)」を採用し、独自の「新スマート制御」機能を搭載する。運転効率の最適化と省エネ性能を両立するのが特徴だ。希望小売価格は給湯・ふろタイプが88万6930円(税込)。70Lモデルは、標準タイプの給湯・ふろタイプが83万7430円(税込)。
「GTH-C71/70シリーズ」は、同社独自のオゾン水除菌ユニット「AQUA OZONE(アクアオゾン)」を搭載。ふろ配管はもちろん、入浴後の湯の除菌を行うUV除菌も搭載し、2つの除菌で水の臭いを抑制する。これにより、残り湯での洗濯にも活用でき、環境に配慮する生活を実現できる。加えて、独自の人体熱モデル技術「HIITO(ヒート)」で、のぼせ対策となる退浴のタイミングを知らせる「ホッと湯上りモード」もある。希望小売価格は、58万4100円~71万600円(税込)。
関西支社兵庫支店営業課の福場智紀氏によれば「省エネ性はニーズが高く」、消費者の間でもニーズが広がり、認知度が上がってきていると話す。「省エネ性が高い商品ということを前面に打ち出せば、お客さまも納得して購入いただけるはず。リフォーム会社の皆さまにとって、おすすめしやすい商品を作りました」(福場氏)
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