無機や水性、つや消しなど、塗料がもつ特性はさまざまで、それぞれに進化を続けている。強みを知り高耐久な施工を実現しよう。
クローズアップ建材 塗料の基礎知識
今回紹介するものはいずれも、この1年前後で発売された新商品ばかり。各メーカーとも、日々持続性や耐候性の高い商品開発をしては市場に投入している。なかでも、近年注目度が高いのが無機系塗料だ。ガラスや鉱石のような「(炭素物を含まない)無機物」を混合して製造するが、紫外線により劣化しないため色あせや汚れが付きにくく、難燃性が高いのが強み。主成分は一般的にセラミックやケイ素が使われることが多いが、無機物だけでは硬すぎるため、そこに有機物を混ぜることで塗料として商品化した。よって、一部の塗料メーカーでは「無機有機ハイブリッド塗料」などと表現される。
比較的安価で臭いが少ないことなどから根強い人気の水性塗料は、耐久性の面で無機系や油性塗料に劣るとされてきたが、最近では高耐久の商品も多く出ている。また、素材を問わずマットで落ち着きのある「つや消し塗料」のニーズも高く、より多様化する施主の要望に応えられるようになっている。
- 水溶性溶剤塗料×シリコンの邂逅
- グランデシリコン [プレマテックス]
![グランデシリコン [プレマテックス]](https://www.reform-online.jp/news/67566_01.jpg)
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業界初の水溶性溶剤塗料のシリコン版が登場。水性・油性シリコン塗料のメリットを兼ね備えて飛躍的に耐候・施工性が向上したほか、2液油性塗料に劣らない美しい仕上がりと従来の油性塗料を超えた光沢を実現。長期にわたって建物の耐久性と美観維持に貢献する。
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