アイジー工業(山形県東根市)は既存の外壁・屋根の上から施工できる金属サイディングを発売した。「アイジーリフォーム」というブランドでリフォームを推進していく。
今回発売したのは屋根材、壁材の2種類。特徴は既存の壁、屋根をはがさずに金属サイディングで覆う「カバー工法」を採用している点だ。既存の建材を残したままになるので、廃棄の手間がなくコストも抑えられる点がメリット。
壁材の表面は遮熱性フッ素樹脂塗装が施されており、約20年間、再塗装が不要。さらに断熱材を一体化しているため夏場の暑さにも強い。省エネ性能が高まるため冷暖房費も抑えられる。価格は壁面積150平米の場合で約180万円。初期投資は外壁塗装に比べて高いが、長期のメンテナンスがいらない分、トータルコストでみると塗装よりも割安な点をPRの材料にしていく。
屋根材も20年間メンテナンスが必要ない。断熱材が一体化しており、外観のデザインを一新するだけでなく、性能も高まる。価格は屋根面積100平米の場合、約120万円となる。
梅津浩之総務部部長は「メリットの多いカバー工法の魅力を伝えていきたい」と話す。

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