「デザイン力」を経営の要としているリフォーム会社にプランニングのトレンドを取材する企画。今回登場するのは、数々の住宅、施設、オフィスのデザインを手掛ける三井デザインテック(東京都港区)の見月伸一氏。世界的なインテリアの展示会「ミラノ・サローネ」のトレンド分析を元に、3つのキーワードで今求められているデザインを紹介する。
籐編みの素材を天板に使ったCassina(カッシーナ)のテーブル。
手作り感を強調しつつ、近代的なデザインに仕上げた。
最近では素朴な素材を使うだけでなく、ハンドメードでなければ成立しづらいようなデザインへと変化している。
日常生活の中で本物に触れる体験を
1つ目のキーワードは「手作り感」。工業製品のようなソリッドな質感ではなく、職人が手仕事で作ったようなクラフト感のある家具が受けている。
「ミラノ・サローネでは籐編みの素材を使ったテーブルや椅子など、これまでになかった製品が発表されました。一見すると馴染みのある民芸品にも見えてしまいますが、現代的なデザインの中に取り入れることで、モダンな空間にも合う家具となっています」

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