天窓メーカーの国内最大手、日本ベルックス(東京都渋谷区)がリフォーム市場に本格参入する。同社はこれまで主に輸入住宅に商品を提供してきたが、今年から営業方針をリフォームへ転換。他社製品の天窓を含め、既存住宅に眠る耐用年数を過ぎた累計100万窓のリプレイスメント(設備交換)需要開拓へ、舵を切る。
日本ベルックス 野澤昇社長
天窓は「パンドラの箱」
同社は69年前にデンマークで創業された、伝統ある天窓メーカー。日本には1981年に進出しており、輸入住宅ブームの1990~2000年に最盛期を迎えた。これまで日本で提供してきた天窓は、約30万窓(1995年以前に販売したもの)。
しかし輸入住宅人気が下火になるにつれて、市場規模は縮小。最盛期には10社ほどあったメーカーのほとんどが、天窓事業から撤退した。
このような状況の中、天窓の交換事業に将来性を見いだす理由を、野澤昇社長は次のように話す。

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