コールセンター事業は100万顧客を管理
名だたる大手住宅会社の設計図面の作成代行やアフターフォローなどを一手に引き受けるユニークな会社がある。エプコ(東京都墨田区)だ。住宅会社の業務をサポートするという独自のビジネスモデルを推進し、年商は約32億円。同社が提供するサービスと強みについて、スマートエネルギーカンパニー代表執行役員、安岡淳也氏に聞いた。
400人超の設計担当
「大手住宅会社からの設計図面の作成は年間に10万枚にもなります」。安岡氏が話すこの事業がエプコの主力事業の一つだ。住宅業界の人なら誰もが知っている大手住宅会社やメーカーを数多くクライアントに持ち、図面製作のサポートを行っている。新築戸建てやアパートの給排水設計が多いが、電気、太陽光、蓄電池など、取引会社のニーズの多様化に伴い業務の幅が増えている。これだけの依頼がある理由について安岡氏はこう話す。「図面を描く方が足らない、確保ができないという理由が多いですね。だからといって設計事務所に頼むと高いので、コストを抑えたいという理由もあります」。
これだけ大量の図面が作れる理由は、長年かけて作ってきた制作チームの存在だ。国内では沖縄と東京に182人の設計担当がいる。さらに、中国のCADセンターには266人の設計部隊がある。「創業27年の間に培ってきた体制とレベルの高いスキルを持っていることが強みです」(安岡氏)
OBフォローも代行
そしてエプコのもうひとつの柱がカスタマーサポート事業だ。これは大手住宅会社が建てたOB顧客からの問い合わせを代行して請け負うサービス。

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