職人が現場で使う工具から、建設業界のイメージ刷新に取り組んでいるのが工具メーカーのリョービ(広島県府中市)だ。同社は、4月に販売を開始した充電式インパクトドライバーの最上位モデル「BID‐10XR」の開発にあたり、若い世代のプロユーザーを引き付ける「かっこいい」・「おしゃれ」なデザインを追求。
「今回の『BID-10XR』の『XR』は『extreme(究極)』のXと『RYOBI(リョービ)』のRの頭文字。性能だけでなく、デザインでも究極を求めることで、使い手が誇りや高揚を感じられる商品を目指しました」とリョービ販売(愛知県名古屋市)の野口大輔課長代理は話す。
究極のデザインを実現するため、KEN OKUYAMA DESIGN(東京都港区)にデザインを依頼。同社は、高級車のフェラーリや北陸新幹線、山手線など、数々の実績を持つ工業デザイナーの奥山清行氏が代表を務める会社だ。「使い手のパフォーマンスを上げてくれる職人の高度な技術に寄り添うデザイン」をコンセプトとする洗練された設計が「かっこいい」にもつながっている。

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