有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

スペースアップ、ニッカホーム福岡初上陸

スペースアップ、ニッカホーム 福岡初上陸

このエントリーをはてなブックマークに追加

リフォーム専業会社で売上を急拡大している大阪のスペースアップと名古屋のニッカホームが出店を加速している。直近では両社とも福岡へ出店し、地元の業者からは「競合がますます増える」との声も上がっている。

激戦区、さらに競争過熱

スペースアップ (本社・大阪府大阪市)は2011年9月10日、福岡市城南区に出店。これで拠点数は全18となる。建物面積は約40坪。「Reform & Gardeningスペースアップ福岡店」という看板が目印で、10台以上の駐車スペースがある立地を確保した。オープン当日は「グランドオープン祭」と題し2日間通じてイベントを開催した。スタート時のスタッフには創業当時から同社の経営に関わる江崎孝典氏を取締役九州リフォーム事業本部兼九州支社長とし6名体制で初年度売上1億5000万円を目指すと意気込む。

スペースアップは九州初出店
▲スペースアップは九州初出店

赤石幸彦取締役本部長は「今回の出店は今後全国展開していく上での第一歩。今期中(2012年4月)までにはもう一店舗福岡に出して地域での認知度を一気に高めたい」と話す。出店は西だけでなく、東の関東エリアでも着実に進めており、2011年9月3日には神奈川県に3店目となる泉店(神奈川県横浜市泉区)をオープン。オープンイベントでは150名(42組)の来店、その内26件のアポイント、売上見込みは3500万円。福岡でも早期に店舗をドミナント展開する計画。同社では今期リフォーム売上48億円(前年比約56%増)を目指す。

ニッカホーム (愛知県名古屋市)は2011年8月27日に福岡県福岡市東区に出店し、これで福岡県内に4店舗。計39店目。新店舗の今期売上目標は6000万円(12月決算)。約20万世帯をターゲットに次年度は年間3億円の売上を計画する。スタッフ数は4名。店舗面積は30坪程となる。河合晃司取締役は「将来的には九州全域で50店舗程出したい」と目標は大きい。

また、同社は2012年初旬に東京に初進出する。エリアは西東京の計画だ。東京は多摩、町田、八王子の3地域で検討中だ。12月決算の同社は今期120億円の売上を計画。

有力専業店の福岡出店に対して地元でリフォーム・新築を手掛けるホームランド(福岡市)の壇洋一社長は「新築を手掛けていた工務店などがリフォームのチラシをまくなど本当に競争が激しい。月に何十万枚とまいている会社もありますから、チラシでの集客は難しく、消費者の方に認知してもらうには時間がかかるかもしれません」と話す。

また別の有力店では「ニッカホームさんとはすでに一部で相見積もりになっています。出店については素直に歓迎とはいきませんが、それだけ福岡に市場があるのだと思います」と話す。

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる