【マンションリフォーム売上ランキング2017】住友不動産、4年連続首位の159億円

住友不動産が4連覇を達成―――。本紙は各事業者のマンションリフォームの売上高を調査。ベスト100をランキング形式て紹介する。

三井不動産が2位

首位は住友不動産グループ（東京都新宿区）で159億円だった。「新築そっくりさん」で知られる戸建てリフォームがメーンだが、1998年から定額パッケージの「マンション新築そっくりさん」を開始しており、早くからマンションリフォームに乗り出していた。今後も、都市圏のマンションリフォームを強化していく計画で、早期に売上300億円の達成を目指している。

2位は三井不動産グループ（東京都中央区）の84億2000万円。グループの三井不動産リフォームが、都市部におけるマンションと戸建ての両にらみで展開。特にデザイン性の高いリフォームを提案している。昨年7月からは、中古マンションを購入した顧客向けの「リハウス＆リフォームパック」を発売した。

3位は大京リフォーム・デザイン（東京都渋谷区）の66億1000万円。大京グループのリフォーム会社である同社はマンション比率が100％。53万戸の管理マンションからの受注に注力し、着実な売り上げ拡大を目指す。

4位はニッカホーム（愛知県名古屋市）で、売上高は59億円。本社のある名古屋を軸に、東京、大阪などのマションにもリニューアル工事を提案している。5位は57億円の長谷工リフォーム（東京都港区）。マンションの大規模改修を手掛ける同社は、それに伴って区分専有部のリフォームを提案、受注を獲得している。6位はハウスクリニック（東京都八王子市）の56億2000万円。賃貸リフォームの原状回復をメーンにリノベも手掛ける。

7位は50億円を売り上げた東急コミュニティー（東京都世田谷区）。33万戸を持つ管理会社。8位はパナホームグループ（大阪府豊中市）で46億1000万円。ハウスメーカーから唯一のトップ10入りだ。9位はインテリックス空間設計（東京都目黒区）。グループの再販事業の工事を請け負う。
　
10位はリノベる（東京都渋谷区）。中古住宅仲介とリフォームのワンストップを提案している。

※数字の見方：①戸建てを含む会社全体リフォーム売上高　②マンションリフォーム売上高比率（％）

アートリフォームはマンション比率5割超え

11位はナカヤマ（埼玉県上尾市）の34億円。全国にショールームを持ち、マンションのあるエリアでの提案にも力を入れる。

12位は33億円を売り上げたBXゆとりフォーム（東京都豊島区）。水回り設備のパッケージ交換をPRし、戸建てとマンションの隔てなく提案している。

13位はGinza（東京都中央区）の30億4000万円。首都圏と関西の都市部で展開。

14位はナサホーム（大阪府大阪市）。15位は大阪府のアートリフォーム（吹田市）。両社とも大阪の有力専業店でマンションの売上率が5割付近にある。