ホームページ制作を行うアルファ・マーケティング(東京都文京区)は、成果報酬制のサービスを展開している。背景には、制作請負だけでなく協業という立場でリフォーム会社と売上を作っていきたいという思いがあった。
マーケティングプランナーの竹上泰伸氏は「ホームページ制作依頼において、クリック数の増加を評価対象にしがちです。しかし、クリック数が増えても売上が増えるスキームまで構築できないと数ある同業他社に案件を取られてしまいます。そこで、当社が経営コンサルタントとして介入して、工事単価を2倍にするための1つの要素としてホームページ制作を手助けしたいと運営を始めました」と語る。
月当たりのホームページ経由の受注額が50万円から524万円にアップした企業の例
同社は、ホームページからの引合い獲得において「数」よりも「単価(質)」を重視する。サイト完成後は、アナリティクスデータと販売データをみることで、ホームページの集客効果を検証。効果向上を目指し、継続的な改善を続けることであらかじめ決めた売上基準額を超えた場合にその売上額に対して数%の報酬額を同社に支払う流れだ。
現在、成果報酬制で契約するリフォーム会社とは、試験的に5年前から協業開始。工事単価が99万円から470万円と5年で4.8倍に増加した。
「当社は、プランやデザインなどソフト面で勝負したいリフォーム会社の背中を押したいと思っています。そのため、契約した企業の周辺企業からエリアニーズを探ります。企業の販売データは4年以上遡って分析とホームページ改善に努めます。成果報酬制だからこそ売上増加という成果を出すことが当社のビジネスゴールです。今後も一緒に取り組んでくれる企業を探していきます」(竹内氏)
マーケティングプランナー 竹上泰伸氏
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