ヒートショックがきっかけ
現在、年10棟の新築住宅を販売するトモノ(長野県南佐久郡)は、本格的に断熱改修事業に乗り出す。事業展開にあたり、もともと自宅だった築40年の住宅をモデルハウスに改修、約半分を従来のまま残すことで、改修後の様子がビフォーアフターで見られる空間をつくりだした。
築40年の住宅をモデルハウスに
長野県南佐久郡は、東信地方と呼ばれる地域で日本でも有数の寒冷地として有名だ。11月後半でも最低気温は氷点下となり、1月2月はマイナス10度以下になることも珍しくない。そんな地域で断熱改修を開始した理由を、伴野健治社長は「父をヒートショックで亡くした件が大きい」と話す。
半分はあえて従来のまま
住んでいた住宅はアルミサッシの単板ガラス。気温マイナス10度以下を記録した日は、石油ストーブを焚いても寒さが厳しく「こたつにこもって過ごしていた」と伴野社長は話す。

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